「ハマの自然シェアリングネイチャーの会」とは?

20059月、横浜市のほぼ中心にある旭区こども自然公園を拠点に「中部よこはまネイチャーゲームの会」が横浜市の二番目の会として発足しました。

この公園は多様な自然に恵まれ、多くの野鳥が飛来します。又青少年野外活動センターがあり、そこでは多くの自然体験が活発に行われ、横浜市で中心的な活動の場になっています。

2013年、ネイチャーゲームの活動を軸としながら、より広い自然との関わり方を伝えていくために、団体名を「ハマの自然シェアリングネイチャーの会」に変更しました。

こども自然公園をはじめ、市内で四季折々自然のめぐみを参加者とわかちあう機会づくりや、幼稚園・小学校の依頼行事、青少年野外活動への協力等、ネイチャーゲームの実践・普及に取り組んでいます。

 

「シェアリングネイチャー」とは?

 1979年に、米国のナチュラリスト、ジョセフ・コーネルさんが、長年の活動実践の中から自然体験プログラムを体系化し、書籍『Sharing Nature with Children(子どもたちと自然をわかちあおう)』を発表しました。

そのプログラムは、1986年に日本で「ネイチャーゲーム」として普及が始まりました。これまで、ジョセフ・コーネルさんや、多くの指導員が大事にしてきたものは、さまざまな自然を自ら積極的に体験することを通して、自然の不思議や美しさ、面白さを楽しく発見することです。みる・きく・さわるなど、からだ全体の感覚を使って、子どもも、大人も、指導員も、共に得たものをわかちあい、より深いよろこびや自然との一体感に気づくことです。

2013年春、日本ネイチャーゲーム協会から、日本シェアリングネイチャー協会に、私たちの母体となる団体の名称が変わりました。それにともない、私たちの会の名称も「中部よこはまネイチャーゲームの会」から、「ハマの自然シェアリングネイチャーの会」にかわりました。

どうぞ「シェアリングネイチャーって何?」って、感じたあなた、お気軽にご連絡ください。

イベントのお知らせ / スタッフ募集

横浜市旭区の子ども自然公園を中心に活動しています。

ネイチャーゲームの実践や、イベント運営に興味のある方、ぜひお気軽に、ご連絡ください。


活動報告(最新)

アウトドアクラブ2

日程:2024年3月2日(土)10:00~12:00

場所:子ども自然公園(横浜市旭区)

参加者:14家族 36名(子ども20名、大人16名)

スタッフ:5名

 

 暖かい春の日差しを感じる日があったかと思うと真冬のような寒い日が続いたり、そんな季節を過ごしながら春に向かっていきます。この日は寒かったので、参加者は着いてすぐ焚火周りに集まっていました。早く来た子どもたちの中には、ポケットがたくさんついているネイチャーガイドのベストを着ている私に「何がはいっているの?」と興味深げに話しかけてくれる子がいました。

 参加者が集まり、あいさつをした後、ピクニック広場に向かいました。ここで、エア腕立て伏せ、エア腹筋、最後はエアスクワットという名の本当のスクワットをして、からだをほぐした後、サークル状に並び、共通点がありそうなお題に対し、まん中を通ってサークルの場所を移動するゲームをしました。この後、どこから来たかで地面を使った地図つくり「人間ドットマップ」をしました。こども自然公園から遠く離れた北の方から来たスタッフがいましたね。

 次に5つのグループに分かれて、<宝さがし>と<目かくしイモ虫>をしました。たからものカードにある「はっぱのあかちゃん」や「ちくちくするもの」は見つかったでしょうか。目かくしをしたイモ虫たちは、匂いをかいだり、まわりから聞こえてくる音を聴いたり、地面の感触や太陽の暖かさを感じました。触っていたウメの木を、目かくしをとって観察してみたら、樹皮に赤いつぶつぶがついているのを見つけました。虫? 樹液? 今はわからないけれど、あきらめないで疑問を持ち続ければいつかわかるかもしれないね、ということに。自然はわからないことや不思議なことがいっぱいです。林縁にツチイナゴを見つけたので、捕まえて観察しました。観察後、カップから出して逃がそうとしましたが、なかなか動きません。しばらく手の上でじっとしていましたが、やがて手元から飛んでいく姿に、「あんなに長い距離を飛ぶんだ」とびっくり。

 活動に夢中になっている間は寒さは感じませんでしたが、広場に戻ると、焚火の暖かさが心地よい日でした。(報告 皆川)